イラスト日記

2000年 7月

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パーティの夜は…

1st Jul.2000

今夜はお久し振りのダンスパーティ。
なにせパーティで踊るのなんて7年振りくらいなものだから、ちゃんと踊れるかどうか不安なものがある。
…と思っていたのは最初だけのことで、パーティが始まってしまえば脇目もふらず踊り狂ってしまった。
今夜のダンパは自分の度胸試しみたいなとこも兼ねていたので、見知らぬ人も誘って踊ったりしてみた。
ブルース、マンボ、ボックスルンバ、ジルバを俗に「パーティダンス」と言って、ふつうのダンパではこれだけで踊れる。
「社交界」という世界のない日本ではダンスは縁がないものかもしれないが、覚えていると結構楽しいし、ディスコダンスにも応用できるものもある。
そういえば以前、タイタニックの晩餐会を再現した豪華客船(「あすか」だっけ?)のワンナイトクルージングのツアーがあったが、
そのプログラムの中に「舞踏会」というメニューが組み込まれていた。
舞踏会のダンスはふつうウインナーワルツと決まっているが、はたして日本人にどれだけウインナーワルツを踊れる人がいるのだろうか?
このツアーにはぜひ参加したかったんだが、あいにく時間とお金がなくって参加できなかった。
ばくはウインナーワルツの曲も踊りも好きだ。
思想性のないノリだけの軽い流行曲が、お気楽に聴けて気分いい。だから朝はたいていウインナーワルツを聴いている。
かのカラヤンは音楽性はイマイチだったが、ウインナーワルツに関してはさすがにドイツの貴族出身だけあって、群を抜いていた。
パーティの話題から逸れてしまったが、まあダンパの話を延々と書いても面白いものでもないし、
次々変わっていく曲と同じに日記の内容もとりとめもなく流れていくもんである。(分らない語)
そして心地よい疲れとともにダンパも終わった。


2000年夏のバーゲン

4th Jul.2000

7月1日からはどこのブティックも夏のバーゲンに突入している。
今日はお久し振りに姫が小倉にやってきたので、仕事もひと段落着いたところで、バーゲンへと繰り出した。
ラフォーレでロリ−タ系の店を中心に見て回ったが、「MILK」では試着するものの今一つフィットするものがなく、
「エミテン」に夏の高原のお嬢様っぽいワンピースがあったので、それを姫への誕生日祝いとする。
そういえば春先からずっと撮影用に木綿の白のワンピースを探しているが、これがなかなか見つからない。
今日もPink Houseの古着を置いている店など見て回ったが、ピンとくるものはなかった。
小倉には昔から「魔法の家」というチッシュケースのような豪華なレースいっぱいのドレスが置いてあるブティックがある。
ここはぼくが高校生だった頃からの憧れの店で(その頃から素質あったらしい)、だけど有閑マダムがたむろしているような高級店なので入り辛く
でもいつかは入ってみたいと思っていた。今日は勢いで入って姫に試着までしてもらって、その意味では満足かな?
ひとしきりブティック巡りが終わった後で、小倉城で姫の撮影会。もう夕方で陽がないのでバタバタと撮った。


七夕

7th Jul.2000

仕事がようやく峠をこえた感じで少し楽になってきたので、久し振りにHPの更新をすすめる。
Takayaさんのお下がりのフィルムスキャナで風景フォトの新作をアップ。以前使っていたものよりアンダーなポジでもかなり再現できるのが嬉しい。
でもHPもだけどPRESENTsの発行準備が一向に進まないのが辛い。自分のマンガもまだ描き上がってないし、
夏コミにはなんとか間に合わせるつもりだけど、それにはそうとうキバらねばならないみたい。
誰かヘルプしてくれる方いませんか?
七夕となんの関係もない話題に終始した日記だった。


倫理規定についてのあれこれ

12th Jul.2000

先日描いた某国営放送のHPイラストについての修正が返ってきた。
北九州市の名所を描いたものだったが、気をつけていたにもかかわらず結構細かい修正を入れられてしまった。
まず、藤の名所で有名な寺と、日本とビルマの友好記念に寄贈された平和パゴダは、「特殊宗教法人」にあたるのではずしてほしいとの事。
更に、皿倉山には各放送局のテレビ塔が集中しているが「民放のテレビ塔が入っている」という理由で削除。(ただしこれは撤回となった)
さすがいかなる団体の利益にも属さない国営放送の面目躍如という感じの修正内容で、立派としか言いようがない。
藤寺も平和パゴダも市民のほとんどは「宗教」というより「観光名所」としてとらえている。
まして皿倉山のテレビ塔はどれがどの放送局の塔かは、よほどのマニアでない限りわからないものだ。(ちなみに国営放送の塔が一等地に建っている)
実はイラストを描くにあたって、官公庁や公共機関のものはかなり気を遣うのだ。
以前、民営化された電話会社のチラシのイラストを描いた時も、「耳の穴がない!」と言われて修正したことがあった。(鼻の穴は描かなくていいのか?)
官公庁関係のイラストを描く際のお約束の代表としては、
「指は必ず5本見えてないといけない」
「外国人を描く場合は西洋人に限定するような容姿ではいけない」
「男性を女性より大きく描き過ぎてはいけない」
等々がある。(今度そこんとこに気をつけて、ポスターとか市政だよりなんかのイラストを見てみたらいい)
最近は人権や男女平等等の流れをうけて、官公庁関係はこういうものに対しては神経を尖らせている。
…が、彼等は自分達の仕事に対してクレームがつくのを怖れているのであって、人権や平等意識が一般より優れているわけではない。
事実、先に新聞に載ったアンケートには「役所は一般企業より男女格差の意識が大きい」という結果が出ていたりしていた。
(Dessinateurは官公庁関係の仕事も多いので、この話題についてはこの辺でやめとく)
でもたいていのデザイン会社は、Windowsの本を作るのにMacを使っているなんて事は常識だし、僅か3センチ四方のために、
A4の紙を惜し気もなく使い捨てにするというような反エコロジー的なことをしながら、環境保全のの広告を作っていたりしている。
「医者の不養生」とでもいうか、実際、倫理と実践はなかなか伴わないものです。これが。


ペン入れ

17th Jul.2000

ようやくPRESENTs誌に載せるコミックのペン入れがはじまった。
別にできあがる前から言い訳するわけではないが、今回はペン入れ絶不調。
というか、ペンと紙と墨の相性が悪いらしく、ペンの線がプチプチと切れてしまうのだ。
これにはほとほと参ってしまって、優雅な金髪線も切れ毛枝毛状態になってしまい、トホホという感じ。


レフ持ち1号

21th Jul.2000

日頃お世話になっている感謝の意味も込めて、今日はTakaya先生のモデル撮影のアシスタントをやった。
前日から先生の家に泊まり込んで撮影準備。当日は早起きしてモデルの某可憐さんを迎えに行く。
いつもは寝坊の某可憐さんも今日は気合いが入っているらしく、時間ぴったりに用意が出来ていた。
ロケ場所はTakaya先生のテリトリーとしている某奈多海岸。
海水浴場でもないので人も少なく、このあたりは潮通しもいいので海も綺麗だった。
某可憐さん自前のデニムの水着から撮影がはじまり、昼からはメインの水着撮影。
今日は台風が近付いているせいか天気はピーカンですごくいいのに風がかなり強く、撮影に一苦労。ゴーグルはめて頑張った。
それでももう限界というくらい風が強くなったので、予定より早めに撮影を切り上げる。
某可憐さんは体力を持て余しているらしく、撮影後仕事に出掛けた。
ぼくはといえば先生の撮影の合間にモデルを掠め撮り。結局5本程撮影した。
モデルさんの了解があれば、このHPにも写真をアップしたいな。


織田っちはやっぱりラーメンの話題を出す

29th Jul.2000

本日は織田裕二のコンサートを見に、姫と福岡の百道まで出かける。
姫は今日と明日二日間のコンサートのどちらにもチケットをとったらしい。大の織田ファンだ。
だがぼくは織田裕二の楽曲には興味がまったくない。今回のコンサートはただひたすら姫のお供なのだ。
5時開場の6時開演なので余裕もって出掛けていったが、那の津の手前から大渋滞。
百道では更に輪をかけた超渋滞でクルマはほとんど動かず、駐車場も絶望的なありさまとなった。
原因は同時刻に福岡ドームで催されるB`zのコンサートだった。
福岡ドームの前はいかにもと言う感じの女の子でいっぱい。姫はその様子を歯ぎしりして悔しがってらっしゃる。
「なんでB`zのコンサートなんかするのよっ! 織田くんはB`zの前座じゃないのよっ!(要約)」
開演時刻まであと5分と迫り駐車場にクルマを止めて入場したんでは間に合わない。
「姫はここで降りて先に開場に入っていれば? ぼくはクルマを止めて後から行くから(別にコンサート見なくてもいいし)」
姫は暫く考えて、あわよくばこのまま帰ろうと目論んでいるぼくに、釘をさすようにのたまった。
「そうします。でも必ず
迎えに来て下さいね」
『少しくらい遅れてもいいので一緒に入りましょ。どうせ明日も行くんだし』とのお言葉を期待していたのだが、
さすが『姫』と呼ばれるお方だけのことはあって、どんな場面でも姫はやっぱり姫だった。
ちなみに織田っちのコンサートレポートは、おそらく姫のHPで読む方がおもしろいだろうし愛があると思うので、ここでは割愛。


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