イラスト日記

2004年 5月


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撮影マナー

19th May.2004 


撮影の帰りに「お昼を食べよう」と言うことになって、とあるレストランに行った。
レストランに着いたのが1時くらいで、ランチタイムだったせいもあって、店内は満席。
食事をしていて暫くすると、大勢のむさ苦しい男達がドヤドヤと入ってきた。
特に食事目的でもなさそうで、店の人となにか話しながら入口を出たり入ったりして、騒々しい。
入口付近の席だったまりのえは、無言で隣を行き来されてなにやら気味が悪くて落ち着かず、食事に集中できない。
しばらくそうしているうちに、連中は業務用のビデオカメラを持ち込んで、ドヤドヤと隣の席で撮影のセッティングを始めたじゃないか。
そう広くもない満席に近いレストランの店内で、である。
これにはさすがにむっときて、日頃おとなしいまりのえが店員に文句を言った。
常識として、大勢の客がいる中で撮影準備するのなら、せめてお客に「○○番組です。お騒がせして申し訳ありませんが、収録の準備をさせていただきます」の挨拶の一言くらいあってよさそうなもの。なのに連中は「取材してやってるんだよ。ありがたいだろ」みたいな態度がありあり。だけど、小汚い格好の男共がバカでかい撮影機材を無言でセットしている様は、どう見ても食欲をそそるもんじゃない。お客にはただのいい迷惑でしかない。
撮影クルーは勘違いしてるんじゃないか?
テレビというメディアに携わる者が偉いってわけじゃないし、ましてやテレビ撮影のためなら回りに迷惑かけていいなんてことは、あるわけがない。 ま、小さなファインダーの中以外の世界が見えないカメラマンが多いのは事実だけどね(笑)。
そもそもランチタイムの満席状態で、撮影スタッフの傍若無人な行為を黙認しているレストランにも、責任がある。
ランチタイムの終わったお客のいない時間帯に撮影させるか、どうしてもその時間にしか撮影できないのなら、一言お客さんに事情を説明して詫びるのが筋というものだろう。ひとりひとりのお客さんが気持ちよく食事できるように心を配るのが、お金を払わせて食べさせている者の使命じゃないのか? テレビ番組に取り上げられたからといって、店の格が上がるわけじゃない。 まったく本末転倒もはなはだしい。
ま、よく考えたら、公の野外で撮影する自分達にも、同じことが言えるかもしれない。
自分の撮影に不快感を持っている他人もいるかもしれないし、実際に迷惑を被っている人達もいるかもしれない。そういう意味でも挨拶は重要だ。まりのえも撮影クルーかレストランから一言挨拶があったら、こんなに腹を立てることはなかった。
やっぱり撮影には挨拶が肝心!
特にコスプレ撮影は、他人に奇異な印象を与える可能性が高いだけに、回りに心を配って撮影するのは、コスプレのイメージを悪くさせないためにも大切な事。カメラマンにもコスプレイヤーにもぜひ守ってほしいマナーだ。

一通り文句を言ったら、レストランはお詫びにグヮバジュースをサービスしてくれた。
どうせなら食事代サービスしてほしかったかな〜(笑)。